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くろまる

2026.02.10

【フード撮影】お正月の会席料理を“上品に”撮る方法

商品撮影

【フード撮影】お正月の会席料理を“上品に”撮る方法

— 式一公 お正月特別コース撮影で学ぶ、光・構図・質感の整え方 —

お正月の特別コースは、料理そのものだけでなく「季節感」「器」「盛り込み」「空気感」まで含めて一枚に映る世界。
今回は、C STUDIOとして熊本の日本料理店「式一公」お正月特別コースを撮影しました。添付写真を例に、和食・会席の“品格”を崩さずに、華やかさと情報量をコントロールするコツを、撮影手順として解説します。


この記事でわかること

  • 会席(多皿)を「ごちゃつかせず」全景で魅せる構図
  • 漆器・汁物・刺身の“テカり”を上品なツヤに変える光
  • 料理の質感を出しつつ、季節感(松・南天・菊)を活かすスタイリング
  • 初心者でも再現しやすいカメラ設定・レフ板/黒締めの使い方

検索意図としては「フード撮影」「料理撮影」「和食 撮り方」「会席料理 写真」「飲食店 メニュー撮影」あたりを想定しています。


1. お正月の会席は「情報量が多い」=設計が勝負

今回の写真は、全景(俯瞰気味の引き)→中景→寄り(1品)まで、同じ世界観で揃っています。
会席やおせちが難しい理由は、単純に“料理が多い”から。要素が多い被写体は、適当に並べるほど散らかって見えます。

ここで大切なのは、撮影前に次の3つを決めることです。

  • 主役:この写真の主人公は何か(例:八寸、木箱、伊勢海老、椀、刺身)
  • 季節の記号:正月らしさを何で見せるか(松・南天・水引・金銀・器の色)
  • トーン:背景と器を“どの方向に寄せるか”(上品/シック/華やか/モダン)

添付写真は、**グレーの天板×木×漆器×赤(南天)**で、正月の華やかさを作りつつ、全体は落ち着いて見える設計になっています。


2. 光は「左からのやわらかい面光+影を締める」が正解

写真を見ると、漆器のハイライトが細く上品に出ていて、影も沈みすぎていません。
和食の撮影で一番やりがちなのが「明るくしすぎて、白っぽく安っぽい」または「反射が汚くて雑」に見えること。

おすすめはこの組み合わせです。

  • 大きく柔らかい光(窓光 or 大きいソフトボックス)を横から当てる
  • 反対側に白レフでほんの少し持ち上げる
  • 漆器や汁物の写り込みが気になるときは、白レフを減らして黒い板(黒ケント/黒布)で締める

添付の椀物の写真のように、**黒の器は「ハイライトの形が美しさ」**です。
光源が小さいと点でギラつきます。光源を大きく柔らかくして、ハイライトを“面”として整えるのがコツ。


3. 全景(引き)のコツ:三層レイヤーで「ごちそう感」を作る

全景写真は、上から全部見せるより、高さと奥行きで“コースの厚み”を作る方が強いです。
添付の全景は、手前〜奥にかけて

  • 手前:皿・椀(視線の入口)
  • 中央:主役群(八寸/木箱/焼き物/器)
  • 奥:松・花・器(背景の格)

という三層構造になっています。これで情報量が多くても、視線が迷いにくい。

実践ポイント

  • 主役を中央やや手前に置き、対角線に要素を散らす(均等に並べない)
  • 料理は“等間隔”にしない。密度の強弱を作る
  • 背景は暗くしてOK。ただし料理が沈むなら、白レフで最低限持ち上げる
  • 「全部にピント」より、主役にピント+周辺は少し外すほうが上品に見える

4. 寄り(1品)のコツ:質感は“影”で出す。色は“控えめ”に盛る

寄りの写真(いくら、焼き物、刺身)は、質感の出し方が共通しています。

  • いくら:粒の透明感は、上からの光より斜めの光が綺麗
  • 焼き物:焼き目の立体感は、影があるから出る
  • 刺身:艶は出すが、ハイライトを暴れさせない(反射管理)

質感は「明るくする」より「コントラストを整える」ほうが自然です。
編集でも、露出を上げるより、黒レベル・シャドウを丁寧に触るのが上品に仕上がります。


5. 漆器・汁物の“写り込み”は、消すより「整える」

汁物は特に難しい被写体です。
表面が鏡なので、何でも映ります。でも完全に反射を消すと、器の良さ(漆の艶)が死にます。

やるべきは「反射をなくす」ではなく、反射の形を綺麗にすること。

  • 器の向きを数cm回して、ハイライトの線を整える
  • 光源を大きくして、ハイライトを“点”から“面”にする
  • 余計な映り込み(天井灯・人物・カメラ)が出たら、黒布で囲う
  • 必要なら**CPL(偏光フィルター)**で反射を軽く抑える(抑えすぎ注意)

添付の椀の写真は、ハイライトが上品なラインで入り、黒がしっかり締まっている。和食の説得力はここで決まります。


6. お正月らしさは「小物を足す」より“色数を絞る”

正月は飾りたくなりますが、足しすぎると“演出が強すぎる”印象になります。
添付写真が上品なのは、色数が整理されているからです。

  • ベース:グレー(天板)+木(台/箱)
  • 引き締め:黒(漆器)
  • 季節:赤(南天)+緑(松/柑橘)
  • 祝い:金銀(水引)

色数が整理できると、料理が多くても“高級感”が保たれます。


7. 料理撮影の進行:冷める・乾く・溶けるに勝つ段取り

会席はスピード勝負です。特に刺身、椀、焼き物は状態が変わる。
撮影を安定させる段取りはこれです。

  1. 引き(全景)→中景→寄りの順に撮る(崩れる前に全体を押さえる)
  2. 寄りは「一番状態が変わる皿」から先に撮る
  3. ピント位置と構図が決まったら、料理を置くのは最後
  4. 盛り込み直後に撮り、必要なら“差し替え”前提で進める

プロの現場は、撮影技術より段取りで仕上がりが決まります。


8. 初心者でも再現しやすいカメラ設定(目安)

※撮影環境で変わるので“基準”として。

引き(全景)

  • 焦点距離:35〜50mm(歪み少なめ)
  • 絞り:F5.6〜F8(全体にある程度ピント)
  • ISO:できるだけ低く(100〜400目安)
  • シャッター:手ブレしない速度(遅いなら三脚)

寄り(1品)

  • 焦点距離:50〜90mm(寄りやすく背景が綺麗)
  • 絞り:F2.8〜F4(主役だけ立てる)
  • 重要:ピントは“美味しさの芯”(刺身の艶、焼き目、いくらの前面)

ホワイトバランス

  • オート任せにせず、グレー天板や白い器を基準に整える
  • 和食は“黄ばみすぎる”と古く見えるので、少しだけニュートラル寄りが安全

9. 編集(レタッチ)の考え方:盛らずに、整える

和食の編集は「派手にする」より「上品に揃える」が正解です。

  • 露出:上げすぎない(白い器が飛ぶと一気に安っぽい)
  • コントラスト:強すぎない(漆器の階調が潰れる)
  • 彩度:上げるなら“赤・緑だけ”を少し(全体彩度は控えめ)
  • シャープ:全体より、主役だけ部分的に
  • いらない映り込み:気になるなら軽く除去(やりすぎると不自然)

よくある失敗と改善

  • ごちゃつく → 主役を決める/密度の強弱/三層レイヤー
  • 反射が汚い → 光源を大きく/黒締め/器の角度を数cm動かす
  • 美味しそうに見えない → 影を作る/ピント位置を変える(“質感の芯”へ)
  • 色がバラバラ → 色数を絞る(グレー・木・黒・赤・緑・金銀の範囲に)

まとめ:会席・お正月料理を撮るチェックリスト

  • 主役は決まっているか
  • 背景と器の色数は整理できているか
  • 光は大きく柔らかいか(点光源になっていないか)
  • 漆器の反射は“綺麗な形”になっているか
  • 引き→寄りの順で、崩れる前に押さえられているか
株式会社DESSIN

Information

住所
熊本県熊本市中央区横手2-6-10(Google Map)
営業時間
9:00~20:00 (早朝深夜対応可)※要予約
撮影メニュー
https://c-studio.work/service/

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