レンタルスタジオとは？撮影に利用する3つのメリットや注意点を解説！

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レンタルスタジオとは？撮影に利用する3つのメリットや注意点を解説！

2021 Jul 14｜OTHER

(※この記事は、2021年7月14日に更新されました。)

「撮影スタジオってなに？」「スタジオで撮影してみたいけど、色々あってよく分からない」「撮影スタジオでは、どんな写真が撮れるの？」この記事は、そんなカメラマンの方に向けて書いています。

はじめまして。熊本のC STUDIOです。

人物撮影や物撮りに必要な環境が整った、レンタル撮影スタジオ。撮影環境は、写真の雰囲気やクオリティにも関わってきます。
しかし、「撮影スタジオはあまりよく分からない」という駆け出しカメラマンの方もいるのではないでしょうか？

そこで、スタジオ利用のメリットや特徴、またスタジオ選びの際の注意点について、スタジオ屋さんの視点から詳しく解説！初心者やカメラ始めたての方にも分かるよう、丁寧にご説明していきます！

一軒家やマンションの一室などにスタジオがあり、番組や雑誌撮影によく使われています。特定のジャンルやコンセプトに特化した家具や備品、さらにキッチンなどが揃えてあるため、撮影用にセットを作る手間を省くことができます。

３.白ホリスタジオを利用する3つのメリット

白ホリスタジオを利用する３つのメリットは、

①壁面全体を背景にできる

②撮影に特化したスタジオで、季節や天候に左右されない

③シンプルが一番
詳しく見ていきましょう。

①壁面全体を背景にできる

白ホリゾントスタジオは、白く塗られた床と壁面が半径1〜2m程度のアールでつながっています。

床と壁の境目が分からず影もできにくいため、背景紙や布バックを使うことなくそのまま白背景にすることができます。
背景の準備が要らないスピーディーな撮影が可能で、背景が見切れにくく撮影がしやすいスタジオ。

1面がこのようになっている1面Rホリゾントだけでなく、左右も含めた3面Rホリゾントなども存在します。その場合、さらに角度に左右されない自由な撮影をすることができます。
3面アールホリゾントの画像

②撮影に特化したスタジオで、季節や天候に左右されない

白ホリスタジオは、撮影のためだけにデザインされたスタジオです。自然光を入れずに照明機材を利用して光を作ります。

照明機材を使用することが前提のため、スタジオの最大電気容量を大きく設定してあるところも大きく様々な種類の機材を同時に利用することができます。

また、季節や天候に左右されずに撮影できることは嬉しいポイントですね。

③シンプルが一番

白ホリスタジオは、見ての通り真っ白でシンプル。そのため、商用やコスプレなどどんな作品でも合い、被写体の魅力をしっかりと引き出してくれます。シンプルな白だからこそ、時代遅れな写真になることもありません。

切り抜きや加工合成もしやすく、商用に適したスタジオと言えるでしょう
白背景画像数枚

４.白ホリはこんな撮影にオススメ！

白ホリスタジオは、商品の物撮りや人物撮影、コスプレ撮影、動画撮影など、シンプルに被写体の魅力を引き出したい場合に最適です。

クロマキーやバック紙があるスタジオもあり、白背景だけでなく、素材にあった背景で撮影ができます。

５.白ホリゾントスタジオを選ぶ際の注意点

①照明設備

白ホリゾントスタジオでは、ストロボなどで一から光を作ります。自然光がない中人工光のみで撮影を行うため、どんな照明機材を使って、どれだけ綺麗な光を作れるかが鍵になります。

基本的にスタジオには機材が準備してあり、スタジオによって有料、もしくは無料で使用できますが、どのメーカーのどんな機材があるかは事前に確認しておきましょう。

また、必要な機材を持ち込む際には、持ち込み料金が発生する場合もあります。

ライティングの自信がない方は、スタッフの補助がつくスタジオを探すといいかもしれません。

ちなみに、C-studioではスタジオ所属カメラマンのアシスタントも利用できるので、スタジオ利用初めての方も安心してご利用いただけます。

②電気容量

スタジオで使用する照明機材は大きな電力を必要とするため、スタジオの電気容量が足りない可能性があります。

大型の照明を使う際や外部から機材を持ち込む際は、事前にスタジオの最大電気容量を確認し、トラブルがないよう注意しておくといいでしょう。

③スペース

利用人数や撮影内容などによって、適切な広さは異なります。撮影人数や、全身ポートレートかバストアップのみか、レンズの種類などの撮影内容によってスタジオの広さも確認しましょう。

６.ハウススタジオを利用する3つのメリット

①利用シーンが見つかる

②セットを作る手間やコストをおさえられる

③自然光と人工照明両方を生かしたライティングができる
それぞれ、詳しくご説明していきます！

①利用シーンが見つかる

ハウススタジオでは、洋風、和風、アメリカンなど、特定のコンセプトに沿ったセットが準備されており、その種類は多岐にわたります。

様々なコンセプトの中から、作品にあった世界観のスタジオで撮影できることは、ハウススタジオの大きなメリットです。
ハウススタジオの雰囲気が伝わる写真

②セットを作る手間やコストをおさえられる

撮影したいシーンやロケーションがあっても、セットを一から作り小道具や家具、電化製品などの備品を揃えるとなると膨大な予算がかかってしまいます。

ですがハウススタジオでは、コンセプトに沿ったセットが全て揃っているため、撮影コストを抑えることができます。
スタジオのセット写真

③自然光と人工照明を両方生かしたライティングができる

ハウススタジオは、普通の住宅のように、自然光が差し込む場合がほとんどです。

そのため、人工照明だけでなく自然光を生かした撮影をすることができます。天気にもよりますが、太陽光メインで、人工照明を補助的に使うことで、自然な光を表現しやすくなります。

７.ハウススタジオはこんな撮影にオススメ！

　ハウススタジオも、ホリゾントスタジオ同様に物撮りや人物撮影、動画など、多用途にご利用いただけます。シンプルに被写体を引き立てるのではなく、写真全体の雰囲気を重視し、背景や小物などにもこだわって撮影をしたい場合や、コンセプトがある撮影はハウススタジオが最適です。

８.ハウススタジオを選ぶ際の注意点

①コンセプト

ハウススタジオ選びのポイントは、スタジオのコンセプト。洋風、和風、アメリカン、など様々なコンセプトのスタジオが存在します。

その中から、撮影したいイメージにあったコンセプトを選べばokです。家具や内装で世界観を表現している場合がほとんどですので、スタジオの間取りや家具の配置などで、撮影できるアングルについても確認しておきましょう。

②ロケーションと野外スペース

意外と盲点になってしまうのが、ハウススタジオのロケーションや庭などの野外スペース。

街中だけでなく、海に面したスタジオや森の中のスタジオなど、ロケーションだけでも数多くの選択肢があります。

野外スペースでの撮影を行ったり、窓から見える景色で写真の印象が変わることもあるため、こういったロケーションや野外スペースは、撮影で重要な要素です。
野外の確認の際、芝生の緑や花の咲き具合など、季節による自然の変化にも注目しておきましょう。

③照明機材と自然光の入り具合を確認する

上述したように、自然光も生かした撮影ができるハウススタジオですが、時間や季節によって光の入り込み具合が変わってきます。スムーズな撮影を行うためにも、自然光の時間に応じた入り具合や角度などを、ウェブサイトなどでチェックしておくと良いでしょう。スタジオスタッフに相談をしたり、ロケハンをしておくのも効果的です。

また、使用する照明機材によっては、最大電気容量の観点から制限がなされている場合もあります。白ホリスタジオと異なり、ハウススタジオでは通常の住宅同様の給電設備としていることが多く、容量オーバーする可能性があるためです。そのため、使用したい機材がスタジオにあるか、なければ希望の機材を持ち込めるか、事前に確認を取っておきましょう。

９.おすすめ撮影スタジオ検索サイト5選

■SPACEMARKET

一般住宅をロケ地として提供しているサイトです。関東関西のほか、福岡や愛知のスタジオも多く登録されています。撮影料金が安い物件が多く、またサイトから空き情報の確認とオンライン予約ができるため、手軽にスタジオを予約できます。

■R-studio

メインは、関東のスタジオ。ライフスタイル撮影やファッション撮影向きの、おしゃれなスタジオが多数掲載されています。

■studio DATA BASE by POWER PAGE

コマーシャル撮影など大人数むきのスタジオや、ホリゾントスタジオが多数掲載されています。地域は関東、大阪などの主要都市のみで、価格帯は高めの印象です。
検索機能が充実しており、場所やシチュエーションだけでなく、必要設備や備品、料金を細かく設定して絞り込むことができます。そのため、希望に沿ったスタジオをより探しやすいでしょう。

■SHOOTEST

R-studio同様、掲載しているスタジオのうち9割近くが関東のスタジオ。
サイト自体は見やすく、非常に使いやすいです。また、SHOOTEST公式インスタグラムでもスタジオを探すことができ、スタジオの雰囲気やコンセプトを掴みたいハウススタジオ探しには向いているでしょう。

■camera-studio.jp

地方のスタジオも、多数掲載している検索サイトです。カメラマン向けのスタジオの他、撮影サービスを提供するフォトスタジオも掲載されています。また、色味で絞り込める機能は面白いですね。