熊本の店舗撮影事例｜子飼商店街のBarを建築写真で記録【C STUDIO】

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2025 Oct 19｜建築写真

熊本市の中心部にほど近い「子飼商店街」。
昔ながらの八百屋や惣菜店が立ち並び、どこか懐かしい空気が漂うこの通りに、
静かに灯る一軒のBarがあります。
今回、C STUDIOではこの店舗の建築写真を撮影させていただきました。

かつて青果店として使われていた建物をリノベーションし、
現代的なBarとして生まれ変わったこの空間。
外観は商店街の賑わいに溶け込むように控えめに、
一歩中に入ると、照明の陰影が際立つ洗練された空間が広がります。

緑のテントと木のファサード、そして夜に浮かび上がる暖色の光。
「日常の延長にある非日常」をテーマに、
通りの風景と調和しながらも確かな存在感を放っています。

店内は、カウンターとハイスツールが整然と並ぶミニマルな構成。
木の質感とコンクリートの硬質感、
そして照明の柔らかなグラデーションが心地よいバランスを生み出しています。

C STUDIOでは、店内照明のトーンを活かすために
自然光を抑えた時間帯を選び、露出を細かく調整しながら撮影。
“暗さの中にある豊かさ”を引き出すことを意識しました。

この店舗のように、地域に根ざした商店街の建物を再生させる
リノベーションプロジェクトは近年増えています。
C STUDIOでは、単なる店舗撮影ではなく、
「空間の背景にあるストーリーを伝える建築写真」を意識しています。

照明の配置、カウンターの高さ、木の表情――
それぞれに込められた意図を丁寧に捉え、
設計者やオーナーの思いを写真で伝えることを大切にしています。

商店街の路地を歩くと、日常と非日常が混じり合うような空気を感じます。
このBarもまた、地域に新たな風を吹き込む場所として
静かに存在しながら、人々の暮らしの一部になっていく――
そんな変化の瞬間を、建築写真として残しました。

C STUDIOでは、熊本・福岡・九州全域で
店舗・建築・インテリアの撮影を承っています。
空間のデザイン意図や光の表情を丁寧に捉え、
ブランドや設計者の世界観を正確に伝える写真を提供します。

カフェやレストラン、Bar、オフィス、ギャラリーなど、
さまざまな業種の撮影に対応可能です。
撮影のご相談はお気軽にお問い合わせください。

子飼商店街は、熊本市中央区を流れる白川の北側に広がる約500メートルほどの商店街です。
戦後の復興期に自然発生的に形成され、
八百屋、魚屋、惣菜店、金物屋などの個人商店が並ぶ、熊本でも屈指の「生活密着型商店街」として知られています。

昭和の雰囲気を残しつつ、近年はリノベーションによる新店舗の出店も増加。
学生街や住宅地に隣接していることから、若い世代が新たな視点で商店街を活用し始めています。
古き良き熊本の暮らしと、新しい文化が共存するエリアとして、
クリエイターやデザイナーの注目も集まっています。